小説『シャーロックホームズの冒険』あらすじ&感想【推理小説No.1】

推理小説の元祖であり、バイブル。名探偵といえばこの人ですよね。
そうです、その人の名前は、

“シャーロック・ホームズ”

誰もが一度は、耳にしたことがあるのではないでしょうか。

シャーロック・ホームズの生みの親は、アーサー・コナン・ドイルです。

彼は、1859年生まれのイギリス育ち。作家であり医者でもあり、そして政治活動家としても活躍した多彩な人材でした。あらすじにもある通り、医者だった彼は、シャーロック・ホームズの相棒としてジョン・H・ワトスンという人物を軍医として設定し、二人で協力して難事件を解決させます。その様は、見事な連携プレーと鮮やかな解決劇で、読む人の興奮を呼び起こします。二人の活躍が、この『シャーロック・ホームズの冒険』という小説を、思う存分面白く、そしてハラハラドキドキさせる大きなアクションシーンとして描かれています。

さあ、日常生活を少し抜け出し、この二人の痛快な推理とアクションを、あらすじや感想と共に一緒に楽しみましょう!

ブログ運営者より:
この記事の本文は読書家ライター・冬木みさをさんに書いて頂きました!

『シャーロックホームズの冒険』のあらすじ

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

この『シャーロック・ホームズの冒険』は、12篇の短編小説から成り立っています。代表作として以下の2作品があります。

  • ボヘミアの醜聞
  • まだらの紐

ここでは、この2作品を主に紹介したいと思います。

『シャーロックホームズの冒険』のあらすじ:① 「ボヘミアの醜聞」

ある日、シャーロック・ホームズのもとに、ボヘミア国の貴族であるフォン・クラム伯爵という男が、手紙を持って訪ねてきました。
その手紙の内容とは、「国王が、オペラのプリマドンナであるアイリーネ・アドラーというしたたかな女から、ゆすられている。ゆすりの原因は、国王がまだ皇太子だった頃、若気の至りで、このアイリーネ・アドラーとただならぬ関係となり、二人で撮った写真と、あとで禍いとなりそうな手紙をネタに、国王を破滅させようとしている」というものでした。

国王は近々、スカンジナヴィア国王の第二王女、クロティルド・ロトマン・ファン・ザクセ・メニンゲン姫を妃として迎え入れるつもりでした。
しかし、アイリーネ・アドラーとのことが知れ渡ってしまうと、この第二王女との結婚もご破算となってしまいます。

シャーロック・ホームズは、アイリーネ・アドラーについて調べ始めますが、彼女が浮浪者と近衛兵、鋏研ぎの男達の喧嘩に巻き込まれているところを目撃し、なんとか止めようとするのですが・・・・・。

『シャーロックホームズの冒険』のあらすじ②: 「まだらの紐」

いつも朝寝坊するシャーロック・ホームズが、珍しくワトスンより先に目を覚ましていました。それは、ヘレン・ストーナーという婦人が、かなりの興奮状態でホームズの元にやってきたからです。
彼女が来た理由は、二年前に亡くなった双子の姉の本当の死因を調べてほしいという依頼をしたかったからでした。姉は、嵐の晩、突然「紐が!まだらの紐が!」と叫び、身もだえ、母親の再婚相手であるロイロット博士の部屋を指さし、絶命したのでした。

早速ホームズは、調査と推理を始めます。彼は、まずロイロット博士のもとを訪ねます。
しかし、初対面のホームズに対して、ロイロット博士は横暴な態度で牽制し、言いたい事だけ言ってのけ、すたすたといなくなります。
ホームズは、登記所に行って、事件の解決の糸口となる資料を集め、この難事件に挑みます。

『シャーロックホームズの冒険』はここがおすすめ!

  • ワトスンとの掛け合いが面白い!
  • スマートに、時には乱闘にも入る果敢な姿がかっこいい!

『シャーロックホームズの冒険』おすすめ①: ワトスンとの掛け合いが面白い!

やはり、シャーロック・ホームズで忘れてはならないのが、このワトスンという人物です。
※ちなみに、ワトスンは日本では「ワトソン」と発音するのが有名ですが、ここでは原作に従って「ワトスン」と表記させて頂きます。

『シャーロック・ホームズの冒険』では、ワトスンが語り口となって文章が綴られていますが、ワトスンの視点から見たシャーロック・ホームズは、少し抜けていたり、驚かせてくれる面白い友達でもあり、尊敬もする人物だったりと描かれています。

また、以下のように実に小気味のよい会話が繰り広げられます。

「~ところでワトスン君、きみに手伝ってもらいたいのだが」
「いいとも」
「法律にふれる仕事でも?」
「かまわないよ」
「つかまるかもしれないぜ」
「よいことのためなら、それもかまわない」

コナン・ドイル 阿部知二訳『シャーロック・ホームズの冒険』(創元推理文庫)より

こういった会話が随所にあるので、テンポよく、二人の信頼感を感じつつ、ワクワクさせてくれる期待をもって読み進めることができるのです。

『シャーロックホームズの冒険』おすすめ②: スマートに、時には乱闘にも入る果敢な姿がかっこいい!

冒頭から読んでいると、シャーロック・ホームズは「ちょっと気難しい男なのかな」と感じるかもしれません。しかし、読み進めていくと、スマートに難事件を解決するまでに、様々な事件に巻き込まれ、ワトスンと一緒に喧嘩の仲裁に入ったりドジを踏んだりするのです。

こういう、紳士に見えつつ時には乱闘にも入る果敢な姿が、かっこよくもあり読みどころでもあるわけです。

昔、「名探偵ホームズ」というアニメがテレビ朝日系列で放送していました。私も子供の頃食い入るように見ていたものです。
レンタルビデオ屋さんで置いてあったりもしますので、まずはこういったアニメから入るのも良いですね。アニメでは、登場人物が全て犬で描かれているので、とても見やすいですよ。

『シャーロック・ホームズの冒険』にも収録されている「青い紅玉」もアニメ化されていて、こちらはジブリでおなじみの宮崎駿さんが監督されています。
声優さんも、田中真弓さん、増岡弘さん、大塚周夫さんと名だたる方々が沢山出演されていますので、見ごたえたっぷりです。

おわりに:『シャーロックホームズの冒険』の感想

12篇で出来ている短編集なので、一つ一つの作品は短く、とても読みやすいです。
寝る前に1作品だけ、一駅着くまでに1作品だけと、自分なりの隙間時間を見つけて読めるのが、この本の醍醐味です。
私は電車に乗っている時に読みますが、電車を降りる頃にはシャーロック・ホームズとワトスンと三人で難事件を解決しているような、すっきりとした味わいを感じています。

シャーロック・・ホームズは毎回、難事件に挑みます。足で情報を集め、時に人に怒鳴られ、乱闘に巻き込まれ、散々な目に遭っているにもかかわらず、それさえも楽しんでいるような様子です。
シャーロック・ホームズの姿を見て、私自身もどんな困難でも楽しく立ち向かおうと思えるのです。

皆さんも、この『シャーロック・ホームズの冒険』を手に取って、ホームズ、ワトスンと一緒に冒険してみてはいかがでしょうか。

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