『ゴールデンカムイ』のあらすじ&感想【容赦なしのお宝争奪が面白い】

「ストレスがぶっ飛ぶくらいの、めちゃくちゃ破天荒で面白い漫画が読みたい!」
そんな思いを抱えてるのって、実は男性だけでなく女性の方にも大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

今回ご紹介する漫画は週刊ヤングジャンプ連載、野田サトル『ゴールデンカムイ』!

アイヌの少女、軍人、囚人、幕末の亡霊、イカれた殺人鬼etc…
屈強で訳アリ、そして恐れ知らずの男たちが明治時代の北海道を舞台にアイヌの金塊を求めて殺しあうお宝争奪サバイバル!

容赦なし爽快感あるバトルはもちろん、めちゃくちゃ笑えるシーンや飯テロ上等の食事シーン。そして思わずへぇ~っと言いたくなるアイヌ文化の知識も満載!
いくつもの要素が絡み合い、ひとつのめちゃくちゃ面白い作品に仕上がっているのです。

そしてこの作品、意外にも男性だけでなく女性人気も高い様子…。

今回は、そんな『ゴールデンカムイ』のあらすじと感想について分かりやすく解説していきます!

ブログ運営者より:
この記事の本文は読書家ライター・Ima_Meguruさんに書いて頂きました!

『ゴールデンカムイ』のあらすじ

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックス)

  1. 「アイヌの金塊」と「入れ墨の暗号」
  2. 「不死身の杉元」と「アイヌの少女」
  3. お宝を探して…

あらすじ①:「アイヌの金塊」と「入れ墨の暗号」

日露戦争が終わった後の明治時代のある冬。

元陸軍兵の「杉元すぎもと佐一さいち」は東京から寒さ厳しい北海道の山奥に来ていました。
目的はかつて北海道を湧かせたゴールドラッシュ。
とある戦友との約束を果たす金を求めて、砂金での一攫千金を狙っていたのです。

しかし、北海道が金で湧いたのも昔の話。
杉元の様子を酒瓶片手に眺める一人の爺さんは、面白半分で杉元にある話を語り始めます。
それは、ゴールドラッシュの時代にアイヌが集めたという金塊。そして、アイヌを皆殺しにして金塊を独り占めしようとした一人の男の話でした。

「やがて網走監獄に収監された男は、金塊の在りかの暗号を他の囚人に入れ墨を彫ることで残した。」

金塊・アイヌ・囚人に彫られた入れ墨の暗号。

どうにも眉唾ものの話を一通り語ると、爺さんはそのまま眠りに落ちてしまいます。

あらすじ②:「不死身の杉元」と「アイヌの少女」

その後、爺さんにつられるように、たき火の側でうたた寝していた杉元。

物音で目を覚ますと、そこにいたのは青ざめた顔で銃を構えた、先ほどの爺さんでした。
「喋りすぎた…」
あせった様子でつぶやく爺さん。
しかし、日露戦争時に「不死身の杉元」の異名をとった杉元は臆することもなく爺さんを撃退。
その狼狽した様子から、金塊の話が本当ではないかと考えはじめます。

もっと情報を聞き出すために爺さんを探して山中を歩く杉元。
しかし山の中で見つけたのは、はらわたが抜き取られて雪の中に埋められた爺さんの姿。

そしてその背中一面には、暗号の一部のような入れ墨が彫られていたのです。
その入れ墨に気を取られていた杉元に襲い掛かったのは、一頭の巨大なヒグマ。
喰われそうになったところを間一髪、弓で撃退したのは一人のアイヌの少女でした。

あらすじ③:お宝を探して…

「アシリパ」と名乗るその少女に、事のてん末を話した杉元。
「信じられないかもしれないが」と前置きする杉元に、アシリパは「殺されたアイヌの一人に私の父親もいた」という衝撃の事実を明らかにします。

そしてアシリパは、爺さんの入れ墨を見て、一つの事実を指摘します。
それは、身体の前面まで彫られていた入れ墨が「皮をはぎ取る」ことを前提にして彫られたものだという事実。
つまり、金塊を独り占めしようとした人物は、最初から山分けする気などなかったのです。

かたや、戦友との約束を果たすため。かたや、父親を殺した仇を見つけるため。

目的は違えど利害の一致した二人は互いに相棒として、金塊争奪戦へと足を踏み入れるのでした。

『ゴールデンカムイ』はここが面白い!

  1. 一切の容赦なし!屈強な男たちの壮絶な殺し合いが面白い!
  2. 読者の半分は実は女性ファン!?女性にも断然おすすめの漫画です!
  3. 思わずもっと知りたくなる!日本人として知っておきたい「アイヌ民族」について。

『ゴールデンカムイ』の面白いポイント①:一切の容赦なし!屈強な男たちの壮絶な殺し合いが面白い!

殺し合いが面白いというのは、我ながらどうかとは思いますが…(笑)
しかし、それだけ激しくて容赦のないバトルシーンが『ゴールデンカムイ』の大きな見どころの一つです!
冒頭でも触れましたが、『ゴールデンカムイ』に登場する人物は一癖も二癖もある連中ばかり。
撃たれようが、刀で刺されようが、めちゃくちゃ痛そうなシーンなのに、男どもはいっさい涙のひとつも流しません!
「えっ?大丈夫?あなためっちゃ刺されてますけど…」
読めば思わずそんなツッコミを入れたくなることでしょう。(笑)

けれども、余計な感傷もためらいもなく、その時だと思ったならば一気に相手を倒しにかかる。
まさに軍人ともいえる、命のやり取りへの割り切りは逆に清々しいものを感じさせます。
おそらく、そういった生ぬるさがない分、爽快感や面白さにつながっているのでしょう。

ストレスがぶっ飛ぶようなバトルを見たい方には、おすすめの一作です!

『ゴールデンカムイ』の面白いポイント②:読者の半分は実は女性ファン!?女性にも断然おすすめの漫画です!

見た目は明らかに「男性向け漫画」の『ゴールデンカムイ』。
しかし作者の野田サトル先生のTwitterで、興味深いデータが明らかにされていました。

原作コミックの購入者比率は、なんと「男性:50%・女性:50%」とちょうど半分ずつ!
年齢層でいえば、「30代が34%・40代が28%」で上位2つを占めていたのです。

そう。実は『ゴールデンカムイ』、男性だけでなく女性ファンも非常に多い漫画なのです!

あえて分かりやすい言葉を選ぶなら、どのキャラクターもクセがあって「推し」が見つけやすい部分がその一因かもしれません。
もちろんそれ以外にも「重厚なストーリーだったり、熱いバトルが大好き!」といった少年心をこっそり持った女性の方におすすめ!

気になる方は是非とも読んでみてください。

『ゴールデンカムイ』の面白いポイント③:思わずもっと知りたくなる!日本人として知っておきたい「アイヌ民族」について。

『ゴールデンカムイ』を語るうえで欠かせないのが、アシリパをはじめとした「アイヌ民族」の存在です。
作中でアシリパは、あらゆる自然に精通したアイヌの知識で何度も杉元たちの旅路を助けます。

ところであなたは、「アイヌ民族」についてどんな認識を持っていますか?
「なんとなく、昔歴史の授業で習った気がする…」
ひょっとしたら、そんな感じの認識ではないでしょうか?恥ずかしながら私もそうでした。

けれど、この漫画を読むことではじめて、確かに「日本」に存在している「アイヌ」という民族の存在について意識させられた気がします。

同じ日本に存在している。けれども、まるで異文化のようなアイヌの有りようを『ゴールデンカムイ』では楽しみながら知ることができます。
自然に対する考え方・風習、そして思わず食べたくなるような料理の数々!

それらはどれも初めて知ることであり、とても興味深くて面白いものばかり。
今まで近くにありながら、けれども全然知らなかった文化の面白さに、『ゴールデンカムイ』は気付かせてくれることでしょう!

おわりに:『ゴールデンカムイ』の感想

バトル漫画としてストレスのぶっ飛ぶ爽快感が楽しめるのはもちろん、アイヌに関する学術的なことについても知ることができる。
一つの漫画でとにかくいろいろな角度から面白さを実感できるのが、『ゴールデンカムイ』の最大の魅力です!
先述のデータのとおり、男性だけでなく女性にもおすすめできる漫画なので、興味のある方は是非とも読んでみてください。
(ただし、時々グロい場面もあったりするのでまったく耐性のない方はご注意ください)

正直、見どころを紹介しようと思えばまだまだ出来そうなくらい面白い要素の多い漫画なのですが。
しかし、あまり語りすぎても何なので続きはどうか、あなたの目で確かめてみてください。
などという、昔のゲーム攻略本みたいな言葉で紹介とさせていただきます。(笑)

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