漫画『ブラックラグーン』のあらすじ&感想 【悪徳の街は今日も蠢く】

背徳や暴力。いわゆる社会的に「悪」とされるものが、どういうわけか人を惹きつける。
そんなテーマを取り上げたコンテンツが人気を博するというのは、私たちがそこに「エンターテイメント」としての何かを求めているからではないでしょうか?

今回紹介するのは月刊サンデーGX刊行、広江礼威『BLACK LAGOON』(以降『ブラックラグーン』と表記)。
あらゆる悪徳を孕んだ街、ロアナプラを舞台に、荒くれどもが暴れまわるガンアクション作品です!

あらゆる倫理観や道徳をブッ飛ばして、乱れ飛ぶ銃撃戦の爽快感と「力」だけが意味を成すある種純粋な価値観を煮詰めたかのようなこの作品。
そんな『ブラックラグーン』のあらすじと感想をお届けします!

ブログ運営者より:
この記事の本文は読書家ライター・Ima_Meguruさんに書いて頂きました!

漫画『ブラックラグーン』のあらすじ

ブラック・ラグーン (1) (サンデーGXコミックス)

漫画『ブラックラグーン』のあらすじ①:悪徳の街「ロアナプラ」へ

旭日重工に務める日本の普通のサラリーマン、『岡島 緑郎』は会社のディスクを輸送する最中、東南アジア沖で海賊の襲撃に遭遇します。

「ラグーン商会」と名乗る彼らは、依頼を受けては、いわく付きの荷物を運ぶ「運び屋」。

緑郎は、そのうちの一人、凄腕の射撃技術を持つが頭の悪い女「レヴィ」に身代金目的で拉致されてしまいます。

しかし、交渉手段も無いのに勝手に人質をさらってきたレヴィにラグーン商会のボス「ダッチ」は頭を抱えます。
こうして成り行きでラグーン商会の面々と行動を共にすることになった緑郎が連れてこられた街は「ロアナプラ」。

そこはあらゆる悪徳を孕んだならず者の街でした。

漫画『ブラックラグーン』のあらすじ②:会社からの切り捨て…

ロアナプラに連れてこられた緑郎。

意図しない人質ということもあり、レヴィやダッチの馴染みの店「イエローフラッグ」で共に酒を飲み交わしていました。
すると、迷彩服を着た謎の集団が突如として来店し、店内で銃撃戦を始めます。

あまりに突然のことに戸惑う緑郎を他所に、持ち前の「二丁拳銃」で応戦するレヴィ。
驚愕する緑郎が目にしたのは、銃撃戦の中で彼女が浮かべる「笑顔」でした。

命からがら、船で海上へと脱出したラグーン商会と緑郎の元に一本の連絡が入ります。
それは緑郎の務める「旭日重工」からの連絡。

実は緑郎が運んでいたのは、会社の密輸に関する機密入りのディスクでした。
そしてその情報を消し去るために、緑郎は会社から「ディスクごと死んでくれ」と告げられたのでした。

漫画『ブラックラグーン』のあらすじ③:「岡島 緑郎」から「ロック」へ

店を銃撃したのは旭日重工が雇った傭兵集団でした。
自分が務めていた会社にあっさりと切り捨てられた緑郎はショックを受け、世界の現実を痛感します。

そんな時、戦闘ヘリで追撃してきた傭兵集団がラグーン商会の船に襲来。

あまりの銃撃の激しさに次第に船は追い込まれていく中、瀬戸際に追い込まれた緑郎は状況打開の策を思いつきます。

全てを失った彼が立てた作戦はダッチでさえ「イカレてる」と発言するほど無謀なのもの。
それでも作戦を決行し、ラグーン商会と緑郎はなんとか状況を切り抜けることに成功します。

その後、迎えに来た会社の人間に対して「自分は、もう死んだ」と告げる緑郎。
それは紛れもない今までの自分との決別の言葉でした。

こうして緑郎はかつての自分を捨て、ラグーン商会の一人「ロック」として生きる道を選択します。

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漫画『ブラックラグーン』はここが面白い!

①コマ狭しと至るところで飛び交う銃撃戦!

この作品の要ともいえるのが、マンガのコマの中に収まりきらないほどの激しいガン・アクション!
誌面のいたるところで銃弾が飛び、爆発が起きる!キャラクターも走って跳んでの大活劇!

ハリウッドのアクション映画でもこうはならないだろと思うほどの濃密な銃撃戦は、その手のジャンルが好きな人にとってはたまらない仕上がりになっています。

作者の広江礼威先生も生粋のミリタリーファンであるということもあり、軍事描写はお手の物!
銃弾も火薬も遠慮なしに放出できるのは、漫画だからこそ成せる業です!
現実みたいに予算とかも気にする必要ありませんからね。

読了後はどんなストレスも吹っ飛ぶほどの爽快感を感じること間違いありません!

②クセがあるどころじゃない!?飛びきりヤバいキャラクターたち!

荒くれものが集まるロアナプラは当然、そこに集うのは一癖も二癖もあるキャラクターばかり!

「ラグーン商会」の面々は、あらゆる荒事に巻き込まれた先々で、とんでもない連中と遭遇することになります。

いずれも読んでいて「コイツヤバい……」と呟いてしまうようなキャラクター揃い!ここではその一部をご紹介します。

・ロベルタ(原作第1巻他より登場)

ブラック・ラグーン (6) (サンデーGXコミックス)

丸眼鏡に三つ編みのおさげ、そしてメイド服を身にまとった女性。
雇われている屋敷の「若様」が誘拐されたことで、彼を探してロアナプラを訪れる。

見た目はいかにも大人しいメイドだが、握力だけでジョッキを破壊したり襲ってきたマフィアの集団を単独で撃退してしまうほどの強さを持つ。

まるでターミネーターのような強さを目の当たりにしたロックも「映画と違うのは、シュワルツェネッガーじゃないところくらい」と発言したほど。

・バラライカ(第1話より登場)

ブラック・ラグーン (3) (サンデーGXコミックス)

ロアナプラを牛耳る3つの組織の一つ、「ホテル・モスクワ」を取り仕切っている女性。
「ラグーン商会」とも仕事上の関わりは多い。

ポニーテールにした金髪の長い髪と顔にある大きな火傷が特徴。
旧ソ連軍の出自であり、組織の人間から「大尉」と軍隊のような呼称で呼ばれている。

普段はキャリアウーマンのようなサバサバした口調。だが、荒事に赴く際は軍人口調になり、組織自体も彼女をトップとした一つの軍隊のような機能を見せる。

自分たちの前に立ちはだかる者には一切の容赦をせずに撃滅することを旨としている。

・ヘンゼルとグレーテル(原作第2巻より登場)
ルーマニア系の言葉を話すプラチナブロンドの可愛らしい双子の子ども。

言葉遣いも大人しく、喪服のような服装をしていてお互いのことを「姉様」「兄様」と呼びあっている。
ロアナプラにやって来たのはとある依頼が理由だが、この二人をきっかけにロアナプラを恐怖と狂騒に陥れる事件が巻き起こる。

果たして二人が受けた依頼、そして真の目的とは……。

おわりに:漫画『ブラックラグーン』の感想

迫力満点の銃撃戦が魅力の『ブラックラグーン』ですが、単なるバトル漫画に終わらないのがこの作品をプッシュできる点でもあります。

物語の展開にいたるまでの勢力情勢や、日常描写。実際のハリウッド映画や音楽を引用したセリフまわしなどが見事に織り込まれることによって、高いリアリティで世界観が作られているのも大きな特徴です!

悪徳の世界というのは、もちろん現実では絶対に触れることのない世界ですよね。
だからこそ、そういった世界を完全な娯楽として直視して、安心して入り込むことができるというのは、漫画をはじめとした「エンターテインメント」の大きな役割です。
そういった意味では『ブラックラグーン』はうってつけの作品と言えるでしょう。

なので、日常でストレスが溜まっているという方は、是非とも『ブラックラグーン』の世界を覗いて、そして楽しんでみてください。
あなたの退屈に風穴を開けるだけの力が、この作品にはありますよ!

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